ハヤシライス

シッティングは夜の時間に行うこともあります。

このご依頼は保育園のお迎えから寝かしつけ直前までの時間のシッティングでした。

 

夜ご飯は事前に用意してもらっています。

「よければ子どもと一緒に召し上がってください。」

と言ってくださったのでごちそうになりました。

 

食事がシッティングに含まれるとき、お子様と一緒に食事を取ることが多いです。

ほとんど持参しますが(お子様のアレルギー食品を除いたもの)、時々ご用意くださるご家庭もあります。

ある程度年齢が大きくなると、「○○さんはたべないの?」「これあげる!」と気遣ってくれるお子様もいらっしゃいます。そうでなくても自分だけ食べる、自分が食べているところをじっと見られているのはなんだか嫌ですよね。

「おいしいね!」「私/僕のご飯はこんなのが入ってるんだよ!」「お姉さんのご飯もおいしそうだね!」と一緒に食事を取ることで話が盛り上がり、楽しいです。

 

このご家庭では「子どもが喜ぶから同じものを一緒に食べてほしい」と私の分もご用意くださいました。

お鍋にハヤシライスを作って冷蔵庫に入れて行ってくださいました。

温めなおしてお子様と一緒に「いただきまーす!」

これがものすごく美味しいハヤシライスでした。

 

毎回ハヤシライスを作り置きしてくださるのですが、私の密かな楽しみです(笑)

おもちゃ王国

おもちゃが本当にたくさんあるご家庭に伺ったことがあります。

15畳はあるであろうスペースがおもちゃで埋め尽くされています。

初めて伺った時にはそのおもちゃの量に圧倒されました。

 

「子どもが喜ぶからつい買い与えてしまうんです。もう収拾がつかなくて…。」

と、お母様。

それでも伺うたびに新しいおもちゃが増えていきました。

 

このご家庭のすごいところは、ほぼすべてのおもちゃを使っています。

うまく組み合わせて、ごっこ遊びが次々に展開されています。

それだけでなく、折り紙やぺんも使って必要なものを作って創作もしているんです。

 

よく「おもちゃは少ない方が良い」という言葉を耳にしますが

(理由は見立て遊びで想像力を養うため、等)

実際そのご家庭次第だなあ~と実感したシッティングでした。

「おはようございます!」②

今日も会えました。防犯おじさん。

そして今日はたくさんの方が挨拶を返しているところを見ることもできました。

 

昨日は私がおじさんの前を歩いていましたが今日は後ろ。

会釈で返す人、挨拶を返す人…。

おばあちゃんは知らない人に挨拶されて驚いたのか目を丸くしておじさんの後ろ姿をずっと見ていました。

 

私はおじさんと同じ方向に向かって歩いていくので

なかなか挨拶をかわせるタイミングはありませんが

昨日の今日で嬉しい出来事でした^^

「おはようございます!」

駅へ向かって歩いていくと後ろから「おはようございます!」の声。

何度も何度も聞こえます。

そんなに知り合いとすれ違っているのかな?と思いましたが

誰も挨拶を返していない。なぜ?

 

信号で止まった時に謎が解けました。

「防犯」とかかれた腕章とキャップをつけていらっしゃいました。

 

それにしても誰も挨拶を返していなかったのが悲しい。

変な人じゃなくて地域の安全を守ってくれているおじさんなのに。

しかも、わかりやすい蛍光色の腕章とキャップ。見てすぐわかる。

 

初めてお見かけしたけどいつもいるのかな?

次お会いしたら挨拶したいな。

 

私が小さいころには顔見知りのおじさん、おばさんが地域に何名かいました。

犬の散歩で出会った方達、通学路の八百屋のおじさん…。

朝会えば「おはよう!いってらっしゃい!」

帰りに会えば「おかえり!」

もちろん私も「おはようございます!」「こんにちは!」と挨拶をしたり少しお話したり。

 

こういう地域に子どもを見守ってくれているおじさんおばさんって今どのくらいいるんだろう。

(おじさんおばさんに限ったことではないけれど。)

 

横のつながりを大切にしたいなと感じた出来事でした。

お父さん達

お父様が引継ぎをしてくださることがたまにあります。

初対面のときには、さっと必要事項を伝えてお出かけされるお父様がほとんど。

終了時にその日あったことをお伝えしますが、反応はあまりありません。

私もべらべら話すのはな…と思い簡潔に済ませます。

(シッティング終了後に別途レポートを提出するので詳細はそちらでもお伝えします。)

 

2回、3回と回数を重ねるうちに、少しずつお父様の表情が柔らかくなり

笑顔がみられるようになり、お父様の方から話しかけてくれるように。

 

これもまた、嬉しい瞬間です。

 

シッティング終了時にはお伝えしたいお子様の様子がたくさんあり

必要以上におしゃべりが止まらないことがたまにありますが、(笑)

温かく見守っていただけますと幸いです!

レトルトってだめなの?

公園でのシッティングのご依頼。

周りに何もないところで、お母様が勉強会に参加するためその間その施設前の公園でのシッティングでした。

 

お昼ご飯の時間を挟むため、ベビーフードをご用意くださりました。

公園では冷蔵環境はないし、温めることもできない。

箱に入っていて、常温OK、ふたを開けるだけで食べられてスプーンもついている!

 なんて素敵なの!

 

公園でお子様にベビーフードを食べさせていると…

周りからの視線が気になる。

「かわいいわね」って視線じゃないです。冷ややかな感じ。

多分ベビーフードだからですよね。

箱から出してそのまま食べさせている。

ピクニックじゃん。(コロナ禍の話ではありません)

 

そういうところだよ、周りの人!

そういう周りからの無言のプレッシャーみたいなのがやりづらさを感じさせる。

べつに3食レトルトじゃないのよ。

いや、そういう日があったっていいじゃない。

 

この親子の24時間365日をしらないのに一部分だけ切り取って「え~」って思う。

もっと想像力を働かせてほしい。

「○○さんじゃないとダメなんです。」

長くシッティングさせていただいているご家庭があります。

初日を覚えているご家庭は数少ないのですが、このご家庭は初めて伺った日のことを鮮明に覚えています。

 

人見知りや場所見知りの強いお子様でした。

1人遊びが上手なお子様で、最初は私に背を向けて遊んでいました。

適度に距離を取りながら見守ったり声をかけたり、少しずつ距離が縮まってきた時…

たたたっとソファの後ろへ隠れてしまいました。

 

そっと様子を見に行くと、ふんばっています。

うんちをしたかったようです。

出たころに「おむつ替えよう!」と声を掛けました。

「ままがいい。」

そう言ってソファの陰から動きません。涙もだんだんと目にたまってきました。

その日は、タイミングよく終了時刻になりお母様が帰ってきてくださり対応していただくことができました。

 

そんなお子様もどんどん成長され、今ではすっかりお兄ちゃんに。

「都合がつかないときには、○○さん(私)以外の方にもお願いしたけれど、○○さんじゃないとダメなんです。」

と嬉しいお言葉をいただきました。

 

これからもお子様の成長がとっても楽しみです。